7.62×39mm AK-47対応銃弾 | ![]() |
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プライマーは共産圏でよく使用されるベルダンプライマーで薬莢は鉄製。テーパーが掛かっているため弾の装填、排莢が簡単に行えます。これはテーパーのおかげで薬室内に完全装填されるまで弾と薬室との接触が少ないためです。AK-47のマガジンが”バナナマガジン”と形容されるほど曲がっているのはこの強いテーパーが理由になります。弾頭形状は改良されたこともあったそうですが、薬莢は開発されてからほとんど手を加えられていません。 7.62x39弾はセンターファイヤーライフル弾(雷管が薬莢の真ん中にある弾)としては屈指の安さを長年誇ってきたそうです。 ライフル弾の中では最安の部類に入り、2006年初頭に軍用の7.62x39弾の値段が跳ね上がり一発17セントになるまで、アメリカで輸入していたロシア製の高品質な7.62x39弾は長らく1発10セント(約12円)ほどの値段でした。 (参考・出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』) さて、私もこの情報に触れるまではAK-47用の銃弾の値段なんて見当もつきませんでした。ウィキペディアを根拠にする場合の是非もあるでしょうが、とりあえずアメリカ国内では1発が10セントぐらいで買えていた時代があり、値が上がったにしても20セントぐらいなんだろうなという信憑性は低くないと思います。もう一つ、銃弾の製造単価を落とす為に軟鉄を使用しているというのが事実だとすれば、 「 軟鉄弾は鉛弾より高価であろうから、海賊は安いはずの鉛弾を使用するであろう 」 といった憶測を並べた人が防衛省内にいました。その方々との見解とはまったく反対の情報になります。 ちなみに紛争地帯の現状を知る特殊な経験の持ち主の話によると、砂漠の地方では軟鉄弾は常識のものだそうです。 ジェーン年鑑から、7.62×39mm・弾の製造メーカーの実態をまとめてみましたので、掲載します。
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